コーポレートデザイン コミッティ 担当理事 木村 徹、難波 治
21世紀に入り、環境問題・経済のグローバル化・技術革新によるパラダイム・シフトが至るところで生じています。脱炭素化社会への取り組みは世界共通の課題で、モントリオール議定書キガリ改正においては、非常に具体的にフロン類対策の重要性が訴えられていますし、プラスティックの廃棄問題や廃プラが引き起こす海洋汚染も大変な題となっています。
地球環境に負荷をかけない企業経営や商品開発、流通への機運がこれまでになく高まっています。さらにこの様な状況下においては人々の指向や消費に対する価値意識も急速に変化をしており「良いものさえ作っていればすむ時代」はとっくに終わっています。産業界は大きく舵を切らざるを得ず、脱炭素社会を実現出来ない企業は消えゆく運命を突き付けられています。COP25に参加した投資家は、もはやCSRを持てない企業へは投資が出来ないとまで言っています。
今、私達祖先の営みを振り返ってみますと、日本には昔から自然を中心に物作りをしてきた伝統・文化や、これまで育んできた知恵と創造力があります。このような発想や施策があれば日本の産業は新しい方向に向けて世界をリードして行けると考えます。私たち協会のチーム「Corporate Design Committie」は、企業の皆さんと共に考え、共に発展していけるよう研鑽を続けます。
■コーポレートデザイン コミッティではこれからの企業活動に欠かすことのできないデザイン思 についてワークショップの開催、コンサルティングなど、さまざまな活動をとおして皆様の企業活動を応援します。
・経営戦略とデザイン
・戦略的デザイン手法を用いた商品 画と企業ブランディング
・ブランド戦略におけるデザインとスタイルの役割
・経営 産としてのデザインの位置付け
・プロダクトデザインとそのプロセスや評価法
From Human centered design yo Nature centered design
2021年3月6日15:00~17:00 講演テーマ:イノベーションを起こす新価値創造は「ロジカルシンキング×デザインシンキング」木村 徹 有限会社木村デザイン研究所 チーフ・デザイン・オフィサー
講演概要(プレゼンテーション概要)
70年代から今日まで時代背景の中で自動車デザインの変遷をたどり100年に一度の大変革に私たちが対応するには何をどう考えどう実行していくか「ロジカルシンキング×デザインシンキング」のハイブリドなプロセスを通し、実例を踏まえながらご説明します。
・15:00〜16:00(プレゼンテーション)
・15:00〜15:10(休憩)
・16:10〜17:00(参加各位との意見交換ほか)
イノベーションを起こす新価値創造は 「ロジカルシンキング × デザインシンキング」
木村 徹 有限会社木村デザイン研究所 チーフ・デザイン・オフィサー